ブドウ

ブドウの栽培法、歴史、利用、生産(世界・日本)、分類、品種、生産国の紹介。

ブドウの品種

ブドウ品種の一覧も参照。また、ワイン用品種についてはワイン用葡萄品種の一覧項がある。・カルディナル・甲州日本最古の品種で、平安時代末期に栽培が開始された。現在でも甲府盆地を中心に栽培されている。生食用のほか、日本における白ワインの主要原料…

ブドウの生産国

○日本国内の主な産地・北海道 ・小樽市、余市郡(余市町、仁木町)・東北地方 ・青森県 ・山形県 ・福島県・関東地方 ・栃木県:大平町ぶどう団地 ・群馬県:榛東村ぶどう郷・中部地方 ・山梨県:勝沼ぶどう郷、ぶどうの丘、南アルプス市、牧丘町 ・長野県:…

種無しぶどう

植物ホルモンを利用した方法で、ホルモンの作用により果実内部の種を形成させない方法である。1970年頃からはジベレリン水溶液が使用されているが、近年ではサイトカイニン水溶液を添加することにより処理時期が拡大している。デラウェアなどの小粒種が主で…

ブドウの分類

○ブドウ属ブドウ属 (Vitis) には、主に次のような種がある。 ○西アジア種群・ヨーロッパ・ブドウ(European grape、学名 ヴィティス・ヴィニフェラ Vitis vinifera)中近東が原産であるとされる。ヨーロッパに自生する唯一の種である。乾燥した気候とアルカ…

ブドウの生産 - 日本

2010年の日本のブドウ生産量は18万4800tであり、果物ではウンシュウミカン、リンゴ、ナシ(ニホンナシ)、カキに次いで5位の生産量である。昭和時代の末期には30万tを記録していたが、以後は年々微減する傾向にある。栽培面積も同様に、昭和54年、55年の3030…

ブドウの生産 - 世界

2004年のブドウの総生産量は6657万tであり、バナナ(1億394万t)、かんきつ類(1億273万t)に次いで生産量が多い果物である。1980年代前半までは世界で最も生産量の多い果物であったが、生産量は20世紀中盤からほぼ横ばいで、20世紀に入り生産量の急増したバ…

ブドウのりよう

果実は、そのまま生食されるほか、乾燥させてレーズンに、また、ワインやブランデーなどのアルコール飲料、ジュース、ジャム、ゼリー、缶詰の原料となる。世界的にはワイン原料としての利用のほうが主である。ワインを原料とした酢(ワインビネガー)も製造…

ブドウの歴史

ブドウの栽培化の歴史は古く、紀元前3000年ごろには原産地であるコーカサス地方やカスピ海沿岸ですでにヨーロッパブドウの栽培が開始されていた。当初よりワインとの関連が深く、メソポタミア文明や古代エジプトにおいてもワインは珍重されていた。メソポタ…

ブドウの栽培法

ブドウは温帯の農作物で、平均気温が10度から20度程度の地域が栽培適地である。北半球では北緯30度から50度、南半球では南緯20度から40度の間に主要産地が存在する。最適の降水量は品種によって差があり、ヨーロッパブドウは一般に乾燥を好み、アメリカブド…

ブドウの概要

葉は両側に切れ込みのある15 - 20cmほどの大きさで、穂状の花をつける。野生種は雌雄異株であるが、栽培ブドウは一つの花におしべとめしべがあり、自家受粉する。このため自家結実性があり、他の木がなくとも一本で実をつける。果実は緑または濃紫で、内部は…